ITビジネス・マネジメント

IT ビジネス・マネジメント A – Introduction 01 末松 千尋 教授

授業の特色

本クラスは、「ITビジネス」を題材として、情報を自ら処理する能力を育成すること(ITビジネスを自ら構築することを含む)を目的とする。インターネットを事前の自習に最大限活用し、クラスではオフライン(対面時)において重要な社会活動を中心に学習を行う。

・基本的な知識の学習は、各自、eラーニング(パワーポイント資料、講義ビデオ、講義オーディオなど)で自習することを前提とし、クラス(オフライン)ではチームワーク、コラボレーション、プロジェクト・マネジメント、プレゼンテーション、質疑応答と討議、合意形成に焦点を当てる
・インターネット上にあふれる情報(ITビジネスに関連するもの)を利用して、自ら考える習慣を醸成する
・大量の情報を処理するときに、あるべき思考形態(体系・類型化、「仮説と検証」、科学的思考、論理性と客観性など)について考える
・チームでの作業を通して、コラボレーションの可能性と難しさについて学習する
・プロジェクト・ベースの作業から、プロジェクト・マネジメントのノウハウの重要性について実体験する
・多種多様の考えや意見が存在する「ITビジネス」について、多角的な視野を育成し、混乱する実社会の実情と解決策について理解する端緒とする

授業の紹介

ITビジネスには、経営における、あらゆる題材が含まれるため、ITビジネス論Aでは機能別の視点、ITビジネス論Bでは業界別の視点をそれぞれ取り入れて、分類の大枠とする。

ITビジネス論A
・eマーケットプレース
・CRM(Customers Relationship Management)
・SCM(Supply Chain Management)
・ナレッジ・マネジメント、その他

ITビジネス論B
・金融業界
・製造業界
・流通業界
・その他業界および業界横断的視点

講義詳細

年度
2005年度
開講部局名
経済学研究科
使用言語
日本語
教員/講師名
末松 千尋(教授)

シラバス

教員
末松 千尋 教授
授業の概要・目的
ITビジネスにおける環境背景
・変化が激しく、情報が変わっている
・情報が非常に多く、かつ増加している
・いろいろな人が、いろいろなことを言っている
→置かれた立場や環境によって、とらえ方が全く異なっていることを理解する

一つのパターンを覚えても、混乱する実社会では役に立たない
そのような中で、ITを理解し、プロジェクトを進めることが要求される

大量の情報へのアクセスの経験をつみ、その処理方法を習得する
授業計画と内容
IT ビジネス・マネジメント A

第1回 講座全体指針
第2回 チーム分けおよび計画・サブジェクトⅠのWEB学習・各チーム作業
第3回 サブジェクトⅠのプレゼンテーション − チーム A,B
第4回 サブジェクトⅠのプレゼンテーション − チーム C,D
第5回 サブジェクトⅡのWEB学習
第6回 サブジェクトⅡのプレゼンテーション − チーム B,C
第7回 サブジェクトⅡのプレゼンテーション − チーム D,A
第8回 サブジェクトⅢのWEB学習
第9回 サブジェクトⅢのプレゼンテーション − チーム C,D
第10回 サブジェクトⅢのプレゼンテーション − チーム A,B
第11回 サブジェクトⅣのWEB学習
第12回 サブジェクトⅣのプレゼンテーション − チーム D,A
第13回 サブジェクトⅣのプレゼンテーション − チーム B,C

以下の3週間を1クールとして、“サブジェクト(下記■に記述した、CRM、eマーケットプレース、SCM、ナレッジ・マネジメント)”毎に行う(合計4クール)

第1回週 WEB学習
(1) WEBによる講義
(2) WEBによる自己学習
(3) ボード・ディスカッションによる相互学習
(4) 各サブジェクトに関するレポートの作成*、メールで提出(各サブジェクトの最初のプレゼン開始前までに)

第2回週 プロジェクト・チームのプレゼンテーションおよび全体ディスカッション
Ⅰ-Aチーム:“サブジェクト”の定義(社会に存在する、あらゆる定義を集め、背景とともに説明する)
Ⅰ-Bチーム:事例紹介:欧米

第3回週 プロジェクト・チームのプレゼンテーションおよび全体ディスカッション
Ⅰ-Cチーム:事例紹介:国内
Ⅰ-Dチーム:“サブジェクト”実施に必要な前提と、導入に必要な施策(A〜Cチームの結果を参考にする)

■サブジェクト
前期セミスター
Ⅰ eマーケットプレース
Ⅱ CRM
Ⅲ SCM
Ⅳ ナレッジ・マネジメント

IT ビジネス・マネジメント B

第1回 講座全体指針、チーム分け、WEB学習
第2回 Ⅰ−A,Bチーム
第3回 Ⅰ−C,Dチーム
第4回 WEB学習
第5回 Ⅱ−B,Cチーム
第6回 Ⅱ−D,Aチーム
第7回 WEB学習
第8回 Ⅲ−C,Dチーム
第9回 Ⅲ−A,Bチーム
第10回 WEB学習
第11回 Ⅳ−D,Aチーム
第12回 Ⅳ−B,Cチーム

以下を、“サブジェクト(下記■参照)”毎に行う

第1週 WEB学習
(1) WEBによる講義
(2) WEBによる自己学習
(3) ボード・ディスカッションによる相互学習
(4) 各サブジェクトに関するレポートの作成*、メールで提出(第2週開始前までに)

第2週 プロジェクト・チームのプレゼンテーションおよび全体ディスカッション
Ⅰ-Aチーム:業界へのIT導入:あらゆる可能性のリストアップ
Ⅰ-Bチーム:事例紹介:欧米

第3週 プロジェクト・チームのプレゼンテーションおよび全体ディスカッション
Ⅰ-Cチーム:事例紹介:国内
Ⅰ-Dチーム:業界への導入に際しての必要施策と課題/解決策(A〜Cチームの結果を参考にする)

■サブジェクト
後期セミスター
Ⅰ 金融業界
Ⅱ 製造業界
Ⅲ 流通業界
Ⅳ 業界を超えた交換プラットフォーム
成績評価の方法・観点
IT ビジネス・マネジメントA

チーム・プレゼンテーション:30%
各サブジェクトに関するレポートの提出:30%(全4回提出者のみ有効)
発言(提出したレポートからの引用や質問でよい):40%

*レポート*は、2000字前後。ワードなど添付ファイルではなく、テキスト・メールで送る。テーマは、各回とも「なぜ必要か、どのようなメリットがもたらされるか」

 

IT ビジネス・マネジメントB

チーム・プレゼンテーション:30%
各サブジェクトに関するレポートの提出:30%(全4回提出者のみ有効)
提出したレポートについて授業での発言(質問も含める):40%

*レポートは、4000字前後。ワードなど添付ファイルではなく、テキスト・メールで送る。テーマは、各回とも「その業界において、どのような構造変化が起きうるか」
PAGE TOP