海産無脊椎動物-分類群と形の多様性

集中講義:4月16日、6月13日
実習期間:9月26日~30日

講義詳細

年度・期
2012年度・前期集中
開講部局名
全学共通科目
使用言語
日本語
教員/講師名
宮崎 勝己(フィールド科学教育研究センター 講師)

シラバス

開講年度・開講期 2012 前期集中 授業形態 ゼミナール
対象学生 1回生
授業の概要・目的
海の動物の多様性は、その形態・生態・上位分類群の数(門や綱のランクに置かれるグループの数)いずれも、陸上や淡水のそれを遙かに凌駕している。その多様性の大半を担っているのが、いわゆる「海産無脊椎動物」の仲間達で、これは海の動物のうち、魚やウミガメといった背骨を持つものを除いた、非常に巨大なグループである。本ポケゼミでは、講義と実際の海をフィールドとした実習とを通して、海産無脊椎動物の種類(分類群)や形の多様性について理解を深めていく。
授業計画と内容
4月16日(月)午後6時30分から、オリエンテーションを行う(場所=フィールド科学教育研究センター第一会議室(北部キャンパス農学部総合館N-283))。オリエンテーションでは、例年宿題を一つ出している。その後、講義を1回、実習を1回行う。

講義は、海産無脊椎動物に関する基礎知識をまとめたもので、5月もしくは6月中にオリエンテーションと同じ場所で行う。

実習は、和歌山県白浜町にある「瀬戸臨海実験所」に宿泊しながら四泊五日(8月中を予定)の日程で行う。肉眼で識別出来る比較的大型のものから、顕微鏡サイズのミクロのものまで、海産無脊椎動物を幅広く採集し、図鑑類を使った同定作業や、光学顕微鏡や走査型電子顕微鏡を使った形態観察を行う。実習中にレポート課題を提示し、実習終了時にレポートの提出を求める。

実習に関する旅費等の諸費用は、受講生負担とする。
成績評価の方法・観点
講義と実習、共に参加することを必須とする。講義・実習における取り組みの姿勢と、宿題の出来と、実習レポートの出来により評価する。
履修要件
[予備知識]
特になし
教科書・参考書等
[参考書]
バイオディバーシティ・シリーズ(5)・無脊椎動物の多様性と系統, 白山義久(編), (裳華房), ISBN: ISBN:978-4-7853-5828-0

バイオディバーシティ・シリーズ(6)・節足動物の多様性と系統, 石川良輔(編), (裳華房), ISBN: ISBN:978-4-7853-5829-7
PAGE TOP