雑草学Ⅱ

講義詳細

年度・期
2012年度・後期
開講部局名
農学部
使用言語
日本語
教員/講師名
冨永 達(農学研究科)
三浦 励一(農学研究科)

シラバス

開講年度・開講期 2012年度 後期 授業形態 講義
対象学生 3回生 曜時限 金2
教員
冨永 達 (農学研究科)
三浦 励一 (農学研究科)
授業の概要・目的
作物と雑草の相互作用および雑草害、雑草の各種防除方法について概説し、水田や畑地、非農耕地における雑草管理について論ずる。この講義を通して、合理的・持続的な雑草管理に関する基礎的な知識を習得することを目指す。

第1回 イントロダクション 雑草学Ⅱで何を学ぶか
第2回 さまざまな雑草防除法1)機械的防除
第3回 さまざまな雑草防除法2)生物的防除
第4回 さまざまな雑草防除法3)その他の防除法
第5回 作物ー雑草間の競合と雑草害の大きさ
第6回 雑草の発生許容限界
第7回 雑草の化学的防除法
第8回 除草剤の名称
第9回 除草剤の作用機構と選択性 その1
第10回 除草剤の作用機構と選択性その2
第11回 水田における雑草防除
第12回 畑地における雑草防除
第13回 果樹園、野菜畑における 雑草防除
第14回 非農耕地における雑草管理
第15回 雑草の総合的防除
授業計画と内容
以下の課題について、1課題あたり1~3週の講義を行う予定である。

1.作物・雑草間の相互作用、雑草害
 作物と雑草の相互作用について概説し、競合要因や競合力の評価について論ずる。雑草害の種類、発生経路、経済的損失について紹介する。
2.雑草管理の概念
 雑草管理の概念を、経済的許容限界の観点から論ずる。
3.雑草の各種防除方法
 雑草の生物的、物理的、耕種的および化学的防除方法を紹介し、それぞれの特性について解説する。
4.雑草の化学的防除法
 除草剤の種類、作用機構について概説する。また、除草剤の選択性機構について論ずる。
5.水田や畑地、非農耕地における雑草管理
 水田や畑地、非農耕地における雑草管理について、雑草害や管理方法の実際と問題点を解説する。
6.雑草の総合的防除
 講義のまとめとして、雑草の総合的防除について論ずる。
成績評価の方法・観点
合理的・持続的な雑草管理に関する基礎的な知識を習得しているか、期末試験によって確認し、その成績にもとづいて評価する。

履修要件
雑草学Iを受講済みであることが望ましい。

PAGE TOP