生物理化学実験
講義詳細
- 年度・期
- 2012年度・前期
- 開講部局名
- 農学部
- 使用言語
- 日本語
- 教員/講師名
- 三上 文三(農学研究科)
白井 理(農学研究科)
北隅 優希(農学研究科)
高橋 延行(農学研究科)
水谷 公彦(農学研究科)
シラバス
開講年度・開講期 | 2012年度 前期 | 授業形態 | 実験 |
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対象学生 | 3回生 | ||
教員 | 三上 文三 (農学研究科) 白井 理 (農学研究科) 北隅 優希 (農学研究科) 高橋 延行 (農学研究科) 水谷 公彦 (農学研究科) |
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授業の概要・目的 | いくつかの化学・生化学反応について,物理化学的測定・解析を通じて,これらの反応の物理化学について理解を深めるとともに,物理化学的測定・解析法の原理と実際を習得させる.タンパク質の結晶化とX線結晶構造解析法を習得させる. |
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授業計画と内容 | 1.氷点降下:マン二トール水溶液の氷点降下を測定し,束一的性質を熱力学的に解釈し,溶質の分子量を評価する. 2.酸塩基反応に伴う吸収スペクトル変化:有機酸の解離に伴う吸収スペクトルの変化を測定し,酸解離定数の評価ならびに等吸収点の考察を行う. 3.一次反応速度解析:α-グルコースの変施光を測定し,1次反応速度の解析法,ならびに非線形最小二乗法の使い方を学ぶ. 4.イオンの電気化学:弱酸水溶液の電気伝導度および伝導度滴定を行い,酸塩基反応に伴う電気伝導度変化を物理化学的に理解する. 5.酸化還元電位:有機・無機化合物の酸化還元平衡電位を測定し,酸化還元反応の熱力学を理解する. 6.タンパク質の結晶化スクリーニング試薬を調製し,タンパク質の結晶化のスクリーニング法を学ぶ. 7.リゾチームの単結晶を調製し,そのX線回折データを収集して,格子定数と空間群を決定する. 8.リゾチームの単結晶の密度を測定し,単位格子中の分子数を決定する. 9.サテライトのコンピューターを用いて,回折データから電子密度マップを計算し,リゾチームの分子モデルの修正と構造の精密化を行う. 第1章 「タンパク質のX線結晶構造解析」三上 文三 教授 担当 第2章 「氷点降下(4人1組)」白井 理 准教授 担当 |
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成績評価の方法・観点 | 出席回数およびレポートから評価する. |
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履修要件 | 物理化学およびタンパク質についての基礎的知識を有していること. |