畜産技術論と実習Ⅱ

授業の特色
京都大学附属牧場において、畜産に関する講義と実習を行う。

授業の紹介
家畜生産に関連の深い研究分野の連携により、育種、繁殖、栄養、生理および生産システムなどに関する講義と実習を行う。

講義詳細

年度・期
2011年度・前期集中
開講部局名
農学部
使用言語
日本語
教員/講師名
久米 新一(農学研究科 教授)
今井 裕(農学研究科 教授)
松井 徹(農学研究科 教授)
廣岡 博之(農学研究科 教授)
祝前 博明(農学研究科 教授)
北川 政幸(農学研究科 准教授)

シラバス

開講年度・開講期 2011年度 前期 集中 授業形態 実習
対象学生 4回生
教員
久米 新一 教授 (農学研究科)
今井 裕 教授 (農学研究科)
松井 徹 教授 (農学研究科)
廣岡 博之 教授 (農学研究科)
祝前 博明 教授 (農学研究科)
北川 政幸 准教授 (農学研究科)
授業の概要・目的
第1回 家畜の生体観察ならびに測定に関する技術の習得
第2回 家畜の繁殖技術に関する実習
第3回 家畜の栄養生理に関する技術の習得
第4回 家畜の環境生理に関する技術の習得
第5回 畜産情報の収集と統合化のためのコンピュータ実習
第6回 家畜生産現場における課題とその対応に関するフィールド見学
授業計画と内容
以下のような課題について、講義と実習を行う。
(1)家畜の生体観察ならびに測定に関する技術の習得
ウシの取り扱い・特徴観察・体測定・鼻紋採取・歯による年齢鑑定などについて習得する。
(2)家畜の繁殖技術に関する実習
家畜(とくに肉用牛)の繁殖や増殖をコントロールするための実用化技術の具体例として、人工授精や妊娠鑑定に関する実技と講義を行う。
(3)家畜の栄養生理に関する技術の習得
血液成分を測定することによって動物の健康状態を把握するために、肉用牛を用いて採血ならびに血漿調製法について習得するとともに、採取した血液成分の測定法を習得する。
(4)家畜の環境生理に関する技術の習得
家畜の環境変化に対する適応について講義するとともに、環境温度と家畜の生理機能の関係を調べるために、体温、呼吸数などの測定を行う。
(5)畜産情報の収集と統合化のためのコンピュータ実習
コンピュータを用いて、肉用牛に関する飼料要求量と成長の関係、最適な飼料設計、環境問題との関係などについて明らかにするとともに、附属牧場における実際の家畜飼養と比較する。
(6)家畜生産現場における課題とその対応に関するフィールド見学
わが国における飼料需給、畜産環境および獣畜害などの実状とこれらへの対応について取り上げるとともに、附属牧場周辺でこれらの諸課題と関連の深い堆肥センター、耕作放棄田などを実地見学する。

[授業スケジュール]
第1回 家畜の生体観察ならびに測定に関する技術の習得(祝前 博明)
第2回 家畜の繁殖技術に関する実習(今井 裕)
第3回 家畜の栄養生理に関する技術の習得(松井 徹)
第4回 家畜の環境生理に関する技術の習得(久米 新一)
第5回 畜産情報の収集と統合化のためのコンピュータ実習(廣岡 博之)
第6回 家畜生産現場における課題とその対応に関するフィールド見学(北川 政幸)

[授業体制]
講義と実習を行う。
成績評価の方法・観点
出席率により評価する。
教科書・参考書等
[教科書]
適宜、資料を配布する。
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