情報と社会
「情報と社会」は、高等学校の教職免許「情報」を得るために必要な科目である。本講義では、情報技術と社会接点について解説する。講義は3部に分かれてい る。第1部では情報コンテンツ(データ、WEB情報、映像など)の社会的共有を、第2部では情報ネットワークのコミュニケーションが可能とする電子的な組 織(チーム、マーケット、コミュニティ)の形成を講義する。第3部では第1部、第2部を踏まえて、情報メディアが今後の社会変革に与える影響を解説する。
講義詳細
- 年度
- 2006年度
- 開講部局名
- 学術情報メディアセンター
- 使用言語
- 日本語
- 教員/講師名
- 美濃 導彦(教授)
シラバス
開講年度・開講期 | 2006 | ||
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教員 | 美濃 導彦(教授) |
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授業の概要・目的 | 第1回 情報メディアの技術史 第2回 情報メディアとコミュニケーション 第3回 情報メディアによる教育の変革 第4回 情報メディアによる生活支援 |
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授業計画と内容 | 人間同士のコミュニケーションを支援する情報メディアが社会にどのような影響を与え、社会をどのように変えていく可能性があるのか、という問題を考察する。 (1)情報メディアの技術史:人間同士のコミュニケーションが、技術的にどのように支援されてきたかを振り返り、情報メディア技術の転換点を明確にする。 (2)情報メディアの構造:技術者が考える情報メディアの構造を明確にし、情報メディアを構築する上で基本となるメディア処理技術について解説する。 (3)情報メディアの発展方向:情報メディア関連の最新研究動向を紹介し、技術者が考える近未来の情報化社会のイメージについて考える。 (4)情報化社会にむけて:社会学者や人類学者の情報化社会に関する理論や考え方を技術的側面から考察し、このような分野で考えられている情報化社会の近未来について考える。 |
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成績評価の方法・観点 | 各部の講義ごとにレポート提出がある。 |
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教科書・参考書等 | 「情報メディア工学」(オーム社, 1999) 「情報メディア工学を学ぶ人のために」(世界思想社, 2001) |