02 - 1999年台湾・集集地震
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1999年台湾・集集地震佐藤裕一 助教
レクチャー |
授業の特色
1999年台湾中部地震で被災した建物の耐震補強法について視覚的に解説。
授業の内容
この講義では1999年台湾・集集地震の被害を紹介するとともに,ある鉄筋コンクリート建物の被害状況の解析を示します。この建物は近代的なコンクリート架構にレンガ壁を併用していました。構造計算上はレンガ壁の強度を無視していたのですが,実際は地震時にある程度の耐震性能を発揮したようです。そこでこの建物を非線形有限要素法という方法で詳しく解析しました。その結果,レンガ壁にも耐震性能があることが分かり,低コストのレンガ壁をさらに増設することで,この建物の変形を46%抑えられることが分かりました。
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引用/出所元.
admin. (2013年04月09日). 1999年台湾・集集地震. Retrieved 2021年01月17日, from 京都大学OCW Web site: http://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/62/02.