熱帯農業生態学特論

東南アジアを中心に、熱帯地域の環境条件の特徴について解説した後、近年の営農体系の動態及び作物生産に関する諸問題を論ずる。

講義詳細

年度・期
2012年度・前期
開講部局名
農学研究科
教員/講師名
縄田 栄治(農学研究科 教授)

シラバス

開講年度・開講期 2012年度 前期 授業形態 講義
対象学生 1・2学年 曜時限 月2
教員
縄田 栄治
授業計画と内容
熱帯地域の環境の特徴(3回)
東南アジアを中心に、熱帯地域の気象の特性、特に降雨特性とその近年の変動及びその原因について説明を行う。また、熱帯地域の土壌特性に関する説明も行う。

土地利用・営農動態(4回)
東南アジア大陸部を中心に、さまざまな要因で近年急速に進行する土地利用・営農体系の変容とその気象との関係について、「集約化」と「多様化」をキーワードに詳細に説明を行う。

農業資源の変化(4回)
東南アジア大陸部を中心に、熱帯地域の農業資源とその特徴、近年の変化と土地利用・営農体系・農業生産との関係について、詳細な説明を行う。

熱帯地域における持続的農業生産の今後(4回)
東南アジア大陸部を中心とした、近年の土地利用・営農動態・農業資源の変化と気候変動の影響を総合的に分析した上で、熱帯地域における持続的農業生産の今後について、「食糧生産」と「環境保全」をキーワードに、説明を行う。
成績評価の方法・観点
レポートおよび出席状況により評価する
履修要件
熱帯農業生態学を履修していることが望ましいが、必須ではない。
教科書・参考書等
[教科書]
講義プリントをはじめに配布する。

[参考書]
「熱帯農学」(渡辺ら編)朝倉書店
「農学・生態学のための気象環境学」(文字ら編)丸善
「栽培システム学」(稲村編)朝倉書店
「生物資源から考える21世紀の農学 第1巻 作物生産の未来を拓く」(山末編)京都大学学術出版会
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