理学療法評価学
授業の特色
本授業では,疾病・外傷等の結果生じた身体的障害を理学療法学の視点から定性的および定量的に検査および測定する方法等について学習する.
授業の紹介
学生は,我が国におけるリハビリテーション医療成立期の状況,IL運動とノーマライゼーション,ESCAP10年,新「障害者の10年」,ICIDH,ICF等を学ぶ.その上で,評価の目的と意義,評価の時期,記録,情報収集等について学習し,さらに具体的手法として,痛みの評価,感覚検査等の基本手技を習得する.また理学療法の評価実技において必要となる骨・筋を体表から触察する技術も併せて習得する.加えて関節軟骨についての特殊な評価法について学ぶ.
講義詳細
- 年度
- 2006年度
- 開講部局名
- 医学部
- 使用言語
- 日本語
- 教員/講師名
- 黒木 裕士(医学研究科 教授)
玉木 彰(医学研究科 准教授)
- 備考
- 出席点が50%を占めるので注意すること
シラバス
対象学生 | 医学部保健学科理学療法学専攻2回生 | ||
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教員 | 黒木 裕士(医学研究科 教授) 玉木 彰(医学研究科 准教授) |
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授業計画と内容 | 第1回 理学療法の歴史と評価の概念 講義,黒木裕士 第2回 評価の目的と意義,評価の時期,記録 講義,黒木裕士 第3回 面接と情報収集,医学的情報と社会的情報 講義,黒木裕士 第4回 身体運動と理学療法評価,痛みの評価,感覚検査 講義,黒木裕士 第5回 特殊評価1 講義,黒木裕士 第6回 特殊評価2 講義,黒木裕士 第7回 特殊評価3 講義,黒木裕士 第8回 頸部・肩甲帯の骨・筋の触察 演習,玉木 彰 第9回 上肢・体幹の骨・筋の触察 演習,玉木 彰 第10回 上肢・体幹の骨・筋の触察 演習,玉木 彰 第11回 体幹・下肢の骨・筋の触察 演習,玉木 彰 第12回 体幹・下肢の骨・筋の触察 演習,玉木 彰 第13回 下肢の骨・筋の触察 演習,玉木 彰 第14回 下肢の骨・筋の触察 演習,玉木 彰 |
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成績評価の方法・観点 | 黒木担当分; 出席状況50点,筆記試験50点 玉木担当分; 出席状況50点,実技試験50点 |
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履修要件 | 医療概論,基礎人体構造学,人体構造学,運動機能解剖学を修得していることが望ましい |
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教科書・参考書等 | [教科書] 黒木担当分; 奈良勲監修,内山靖編集「標準理学療法学 専門分野 理学療法評価学」医学書院 玉木担当分; 青木隆明監修「運動療法のための機能解剖学的触診技術」上肢・下肢 メジカルビュー社 [参考書] 黒木担当分; 奈良勲監修,鶴見隆正編集「標準理学療法学 専門分野 日常生活活動学・生活環境学」医学書院 |