意思決定論
JA | EN
Numbering Code |
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Term | 2020/Second semester |
Number of Credits | 2 credits |
Course Type | Lecture |
Target Year | 1st & 2nd year students |
Target Student | Graduate |
Language | Japanese |
Day/Period | Thu.3・4 |
Instructor(s) |
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Outline and Purpose of the Course | 公共分野を中心とする計画づくりは、専門家集団による分析、検討に基づく最適化に基づく決定から、積極的なPI(Public Involvement)、住民・市民参加に基づく参加型決定への移行が求められている。また、企業や組織内においても、複数のメンバーによって構成されるグループが中心となり問題解決を図ることが必要不可欠とされる。そこでは、統計的意思決定、ゲーム理論、オペレーションズリサーチ(OR)等に代表される数理的な問題解決アプローチのみならず、参加型アプローチによる集団意思決定の理論や方法が必要となる。 本講義・演習では、代表的な参加型意思決定・合意形成アプローチの方法論およびデザイン思考について解説する。さらに、具体的なテーマ毎にグループによるプロジェクトワークを実施し、実際にそれらの手法を適用することで参加型意思決定・合意形成手法の習得を目指す。 |
Course Goals | 住民・市民参加に基づく参加型意思決定を実現する上で必要とされる、参加型意思決定・合意形成手法を習得する。 |
Schedule and Contents | 以下の参加型意思決定・公共意思決定に関するテーマ毎に、隔週にて1テーマあたり2週の授業をする予定である。 第1回(1・2) 意思決定と合意形成 第2回(3・4) 最適化と評価手法(システム分析、費用便益分析) 第3回(5・6) 問題発見と目標設定1(BS法、KJ法、シナリオプランニング) 第4回(7・8) 問題発見と目標設定2(ソフトシステム方法論、システムシンキング) 第5回(9・10) 参加型問題解決1(デザイン思考) 第6回(11・12) 参加型問題解決2(ワークショップとファシリテ-ション) 第7回(13・14) グループによるプレゼンテーションおよびディスカッション 第8回(15) 本講義に関するデブリーフィング(ふりかえり) |
Grading Policy | グループワークへの参加度合い(60%)+最終レポート(40%) 成績評価は、それぞれのテーマごとのグループワークにおける参加度合いおよびレポート、最終プレゼンテーション、最終レポートに基づき総合的に評価する。なお、グループワークの評価はグループ全体の評価と各自へ課すレポートの内容による個人評価を行う。 |
Prerequisites | None |
Preparation and Review | 本講義は、それぞれのテーマに対応したグループでのプロジェクトワーク(演習)を実施する関係上、十分な作業時間を確保する必要がある。そこで隔週にて2コマ連続(原則として、第1週、第3週、第5週)で講義と演習を実施し、そのプロセスを踏まえ、復習をとしての課題を科す。したがって課題の多くは、プロジェクトワークとしてグループ活動へ参加が前提となるので、講義・演習への出席が必要不可欠となるので注意すること。 |
Textbook |
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Reference(s) |
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