公務員制度
JA | EN
Numbering Code |
|
Term | 2020/Second semester |
Number of Credits | 2 credits |
Course Type | lecture and seminar |
Target Year | 1st & 2nd year students |
Target Student | Graduate |
Language | Japanese |
Day/Period | Sat.1・2 |
Instructor(s) |
|
Outline and Purpose of the Course | 公務員については、能力実績主義の徹底という観点から、国家公務員と地方公務員ともに、既に新しい評価制度が導入され、民間により近い形での職員養成と登用がなされている。また、残業の上限規制の導入などの働き方改革、副業解禁、テレワークの実施など、新しい取り組みも始まっている。 この講義では、こうした最近の動きを踏まえつつ、地方公務員制度を中心に、同制度の詳細について、憲法、国家公務員法、地方公務員法など関係法令に加え、判例や実例なども取り上げながら具体的に学び、同制度の運用、あり方等について、考察する。 |
Course Goals | 現行の公務員制度の内容を地方公務員制度を中心に理解し、それぞれの関係者(任命権者、職員、職員団体等)の現状認識、問題点を整理する。同時に、今後、どのような形で、制度の運用や見直しが行われるのが適切なのか、自分の見解を持てるようにする。 |
Schedule and Contents | 〇 授業日程は、土曜1,2限・隔週実施を予定している。具体的日程は後日掲示等する予定。 〇 おおまかな授業の進め方は以下のとおりであり、期末には公務員制度に関するレポートの提出を予定している。 第1回 本授業の運営方法の説明及び公務員の現状(人数、種類等) 第2回 公務員制度の変遷等 第3回 公務員制度の意義と種類・基本理念 第4回 任用と離職(1)(任用行為、採用内定、外国人採用、臨時的任用等) 第5回 任用と離職(2)・人事機関(人事院・人事委員会等) 第6回 公務秩序の維持(職務専念義務、信用失墜行為の禁止、守秘義務、政治的行為の制限、営利企業等の従事制限、懲戒処分等)公務能率の維持・向上(分限処分等) 第7回 研修・勤務条件等(給与、勤務時間、休日・年次有給休暇等)(1) 第8回 勤務条件等(給与、勤務時間、休日・年次有給休暇等)(2) 第9回 安全衛生の管理(労安法、安全配慮義務等)・福利厚生制度・共済制度 第10回 公務災害補償・職員の利益の保護(不利益処分に対する措置要求・審査請求) 第11回 労働基本権(労働三法の適用制限、同制限の見直し議論等) 第12回 人事評価制度 第13回 戦後の公務員制度改革 第14回 定員管理・給与制度改革・働き方改革等 第15回 フィードバック フィードバックとして、期限までに所定の方法で提出された期末レポートについては、担当教員がコメントを付して返却する。 |
Grading Policy | 1 下記の要素で成績評価を行う。(1)(2)で、各々50%程度。 (1)期末レポート(A4 5~6枚程度)の内容。 (2)授業全体の進行・活性化への貢献度、他の参加者への協力状況。 2 4回以上の欠席の場合、原則として、単位を認めない。 |
Prerequisites | None |
Preparation and Review | 〇 毎回の授業時に、予習のため、次回の講義資料を提供する。 〇 期末レポート提出の締切は、最終講義の前週の授業日を予定している。 |
Textbook |
|
Reference(s) |
|
Related URL(s) |
|