5641006Christian Studies (Seminars)
JA | EN
Numbering Code |
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Term | 2020/First semester |
Number of Credits | 2 credits |
Course Type | Seminar |
Target Student | Graduate |
Language | Japanese |
Day/Period | Wed.4 |
Instructor(s) |
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Outline and Purpose of the Course | この演習の目的は、初期キリスト教における教義史に関する古典的研究を読み、膨大な古代史料の中から教理的主題や教父の特徴などを網羅的に概観するとともに、教義がどのような歴史的展開を示しているかを学ぶことである。この演習では、近代ドイツで教父学を発展させた研究を精読することによって、キリスト教思想研究に必要な文献読解力の向上を目指す。 |
Course Goals | 教父たちのラテン語・ギリシア語からの引用を含むドイツ語テキストを精読することによって、古代のキリスト教思想を研究する上で必要な基礎的な学力を養うことができる。 |
Schedule and Contents | 今年度は、古代の教理史に関わる古典的文献から、ハルナックの『教理史教本』を取り上げ、演習を行う。 Adolf von Harnack, Lehrbuch der Dogmengeschichte, Band I, 4te Auflage (Tuebingen 1909), WBG: Darmstadt, 2015. 1.オリエンテーション 2.C. Markschiesによる序文と現代的位置付け 3.教義史の課題 4.教義史の定義と分類 5.教義と神学 6.教義の形成 7.「教義史」の歴史 8.古代・中世におけるローマ・カトリック 9.宗教改革 10.合理主義 11.ヘーゲル以降の研究 12.モノグラフ研究 13.宗教史学派 14.近代主義 15.まとめと総括およびレポート等に関する解説 |
Grading Policy | 平常点による。受講者には、毎回の翻訳のほか、テキスト上の個別の主題に沿って数回の発表を課し、それらを総合的に判断する。 |
Prerequisites | None |
Preparation and Review | 受講者は、各人が毎回テキストを精読して訳し、議論の問題点を明確にした上で演習に出席すること。その上で、発表を担当する者は、関連文献などに目を通して、主題に沿った課題の準備をして報告を行うこと。 |
Textbook |
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