Laboratory Work in Physics A7 物理科学課題演習A7(後)
JA | EN
Numbering Code |
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Term | 2020/Second semester |
Number of Credits | 5 credits |
Course Type | topics seminar |
Target Year | 3rd year students or above |
Target Student | Undergraduate |
Language | Japanese |
Day/Period | Mon.3・4・5 |
Instructor(s) |
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Outline and Purpose of the Course | (理論ゼミ・主に3限)天体の高エネルギー現象について、英語の教科書で輪読する。テーマは受講学生の皆さんとも相談の上、適当な教科書を選定する。輪読のやり方を学ぶこと、英語で物理に接することも、理論ゼミの目的の一つである。 (実験・主に4限)宇宙におけるX線の放射過程・相互作用と,そこからどのように研究対象となるX線天体の物理パラメータを取得するかを学ぶ.具体的にはX線検出の基礎的実験と,「すざく」などのX線天文衛星で得られたX線天体のデータを解析する. (1) 放射線と物質との相互作用・放射線検出器の原理を学びながら,放射線検出器の動作原理を理解するための基礎的実験を行う.メーカー製の比例計数管と回路を使用し,放射線計測システムを理解する.次に比例計数管のアナログ読み出し回路を自作し,比例計数管を動作させる。疑似信号による回路性能評価,X線などに対する性能を評価し,問題点を洗い出す.この実験を通じ,放射線検出器を理解するとともに,装置の開発研究を演習することで,研究に対するアプローチの方法を身につける。 (2) 「すざく」などのX線天文衛星によるブラックホール,パルサー,超新星残骸,銀河団プラズマなどのX線天体の観測データの解析も行う.観測ターゲットは 相談しながら決めることにするが,例えば,銀河団の高温プラズマのスペクトルおよび空間分布を解析し,高温プラズマの質量,重元素量,さらには暗黒物質の量などを求めることを考えている. |
Course Goals | 高エネルギー宇宙現象に関して幅広い知識を獲得するとともに、理論的考察、実験的アプローチの双方の技術を身に着ける。 |
Schedule and Contents | (理論の授業計画) 輪読の内容は、選定した教科書によって決定する。(担当: 山田良透) 第 1回 ガイダンス 第 2回~第14回 輪読 第15回 問題演習 (実験の授業計画) (担当: 鶴剛) 第 1回 ガイダンス 第 2回 放射線検出機に関するゼミ(1) 第 3回 放射線検出機に関するゼミ(2) 第 4回 X線天文衛星によるX線天体観測データの解析(1) 第 5回 X線天文衛星によるX線天体観測データの解析(2) 第 6回 X線天文衛星によるX線天体観測データの解析(2) 第 7回 メーカー製比例計数管によるX線検出実験 (1) 第 8回 メーカー製比例計数管によるX線検出実験 (2) 第 9回 メーカー製比例計数管によるX線検出実験 (3) 第10回 LCR回路の基礎実験 第11回 読み出し回路の試作と動作試験(1) 第12回 読み出し回路の試作と動作試験(2) 第13回 自作システムによるX線検出実験 (1) 第14回 自作システムによるX線検出実験 (2) 第15回 取得データの評価 |
Prerequisites | None |
Preparation and Review | 担当教員からの配布物等を事前に調べ、当日の実験内容を理解する。また終了後は毎回の内容のまとめを作成し、不明な点は次回に質問出来るようにしておく。理論のゼミでは担当箇所以外も事前に読み、質問等の準備を行っておく。また担当箇所はただ英文を翻訳するのではなく参考文献も調査し、ゼミ全体の参加者がより理解しやすいプレゼンテーションを準備する。 |
Textbook |
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